2023年第１回杭州国際写真集ビエンナーレ（2023首届杭州·国际摄影手工书双年展）において、「A Flower on the Rock」が、審査員推薦賞（评委推荐奖）をいただきました。推薦してくださったのは、浙江撮影出版社編集センター芸術総監の郑幼幼様（浙江摄影出版社编辑中心艺术总监・郑幼幼）です。

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関係者によると、今回の手製本・アーティストブックを対象とした写真祭は、おそらく中国で初の試みとのことです。453件の応募の中から60件の入選作が選定され、さらにその中から８件が受賞対象となりました。このような賞をいただけたのも、制作支援を行なってくださったRPS様をはじめとするたくさんの方々のご支援があってこそのものです。この場を借りて、あらためてお礼申し上げます。

このビエンナーレに関し、6月11日から6月20日までの期間に、中国・浙江省・杭州において入選作品の展示が行われました。安藤忠雄さんの建築という美術館で、開放的で非常に素晴らしい会場です。

6月11日には、開幕式が行われ、私も受賞者として参加させていただきました。杭州を中心とする中国のアート写真関係者が多く集まっており、こういった方々と知り合いになれたことも大きな収穫でした。

開幕式の後は、昼食を挟んで、学術論壇というものにも参加させていただき、私も発言する機会を得ました。

中国の方々は、言語に非常に寛容で、私のような中国が下手な外国人の話でもじっくりと聞いてくださいますし、むしろ「外国人なのに中国語を勉強していてすごいね！」と言ってくれます。そのような中国人の寛容さ・温かさは、本当にありがたいですし、日本に帰ったら、私も同じような対応を心がけたいとあらためて感じました。

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展示会場では、ゆったりとしたスペースに、アーティストブックだけが並べられており、その光景はなかなか壮観でした。そして、写真集を手にとる方々はじっくりと読み込んでいるようでした。

今回の受賞を自分の糧とし、引き続き、作家活動に取り組んでいきたいと思います。

※また、8月10日〜12日、上海駅において開催された第24回上海国際撮影機材・デジタル映像展覧会においても受賞作展覧会が開催されています。